アシタのデカール使い方tips


アシタのデカールは乾燥後ニス部分を剥がすことのできるデカールです。
「ニス部分を剥がす」という特性から通常のデカールと性質の異なる部分が出てきてしまいます。
以下、買ったけど綺麗に貼れない人向けのtipsです。

・デカールを台紙から切り出すときは、ニス部分を切らずに台紙を切るのが良いでしょう。(図1破線部分)
 よく切れるナイフではない場合、刃を入れることによりニス部分とインク層が
 剥がれてしまう場合があります。この状態でデカールを貼ると崩れてしまうことがあります。(図2)

図1

図2

・細かいマークの場合、デカールの位置決めの際につつきすぎると
 インクとニス部分がはがれてマークが崩れてしまうことがあります。(図2)
 位置決めは速やかに行ってください。

・水分がたっぷりあった方がマークが崩れにくくなりますが、
 デカールのノリが剥がれすぎると定着力が弱まり、ニス部分を剥がす際にマークも剥がれてしまう場合があります。

・位置決めの際にはマークの図柄の入っていないニス部分に触れて移動させると
 マークが崩れにくくなります。(図3の赤い部分)
 また、移動させる際は柔らかい筆や綿棒を使用して丁寧に行ってください。

図3

・マークソフターを使用すると凹凸に馴染みやすくなりますが、図柄が細かい場合、柔らかくなったインクが
 ニス部分より剥離してマークが崩れてしまう場合があります。平面部分であれば問題は起こりにくいですが
 貼り付ける表面に凹凸があると引っかかってマークが崩れてしまう場合があります。
 こんな手順で貼ると比較的綺麗に貼れます。
 1.マークを慎重に貼る位置へ移動させる。
 2.マークソフターを表面に塗る。
 3.デカールが柔らかくなったらソフターを綿棒などにしみこませ位置を微調整しつつ取り除く。
 4.しめらせた綿棒などでデカールを圧着させる。
 という手順を取れば凸凹の多いところも綺麗に貼れると思います。
 ただ、あまり奥まったところなどはやはりタッチアップは必要だと思います。

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アスデカ第2弾はニスをより柔らかく、馴染みやすい物に改良を加えたので
上記のような問題は起こりにくくなっていると思います。
デカールの図柄自体をもっと大きめに太くすればより貼りやすくはなるのですが、
1/144スケールの戦車に1/100のデカールを貼るのも・・・。
より繊細でカッコイイマークを目指すと貼りにくくなり、貼りやすさを目指すと野暮ったくなる・・・。
もちろんアスデカを止めて普通のデカールにすれば何の問題もなく使えますが、
やっぱりニスが綺麗に剥がれているのを見ると後戻りはできないし。

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